コンピュータ サイエンス 入門/基礎
コンピュータの面白さを是非知って下さい


痛快!コンピュータ学 (集英社文庫)
坂村 健
4087474283

★★★★★

 最先端の学者が、コンピュータの仕組みを分かり易く説明した本です。

「コンピュータって何?」「インターネットって何?」といった素朴な疑問を、とても楽しく丁寧に解説しています。
コンピュータのルーツや歴史、動作原理、発展に貢献した偉人達、未来のコンピュータ等、幅広い話題が平易な文章と豊富な写真と共に書かれていて、まさに「痛快」な内容です。

コンピュータに関する諸々のエッセンス・トリビアがコンパクトに凝縮されているので、雑学としても楽しめます。
この本をベースにして興味のある事柄を探し、次に読む書籍を決めるのも良いでしょう。
というか私も学生時代にそうやってました。今でも時々見返しては楽しんでます。

雑学本しても優れているので、プログラマだけでなく広く一般の人にも読んで欲しいと思う一冊です。


思考する機械コンピュータ (サイエンス・マスターズ)
ダニエル ヒリス W.Daniel Hillis
4794209924

★★★★★

 300に満たないページ数で、コンピュータの超基本から人工知能や並列コンピュータにまで言及した驚くべき一冊。

前半は論理回路・状態遷移・チューリングマシンといった基礎を分かり易く解説しています。
特に、コンピュータを作るには電子工学が絶対必要というわけではなく「棒や糸を使っても作ることは可能である」というくだりの説明はシンプルかつ明快で大変楽しめました。

後半も難解になりがちな並列コンピュータ・人工知能といった話題を、イメージし易い例えを交えながら簡潔にまとめられており、著者および訳者の巧さに心底脱帽します。

これからコンピュータについて学びたい!と思っている人に是非読んで欲しいです。

   

プログラムはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいプログラムの基礎知識
矢沢久雄
4822283151

★★★★

 かつて日経ソフトウェア誌で好評だった連載の書籍化です。
プログラムがコンピュータ上でどうやって動いているかを、超々基礎から解説しています。

最近のプログラミング環境は便利な反面、ハードウェアの動きが見えにくくなっています。
本書を読むと、プログラムを実行する時CPUやメモリは何をしているのか?など
ハードウェア側の仕組みが、丁寧な図解と共によく分かります。

プログラマは勿論、コンピュータが中で何をしているか知りたい人にお薦めします。


ファミコンの驚くべき発想力
−限界を突破する技術に学べ− (PCポケットカルチャー)


松浦 健一郎 司 ゆき
4774144290

★★★★

 ゲーム文化の礎を築いたファミコン。
そのハードウェア特性やプログラミング技術を解説した一冊。

なぜファミコンは寿命の長いゲーム機になったのか?
前半はハードウェアに込められた緻密な設計思想に迫ります。

後半は(現在と比較して)低スペックで少ないリソースの中、どうやってゲームを動かしていたか?
ファミコンの内部構造に目を向けながら、当時のプログラマの工夫を解説しています。

ゲームを通じて、コンピュータサイエンスへの理解が深まる良書です。
私も学生に本書を薦めた所、とても評判が良かったです。
「ビット演算」や「プログラム実行の流れ」等が分かり易く説明されているので、コンピュータサイエンスやCASLを学んでいる人には良い副読本となること確実です。

なおAmazonのレビューでは低目の評価ですが気にしないで下さい。おそらく一般書として読むと物足りない為だと思います。コンピュータサイエンス入門書としては優れた一冊です。





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