一言で言うと「すごく分かり易いゲームプログラミング入門」です。
下で紹介している「DirectX9必携」や「はじめての3Dゲーム開発」と同じ蒲田茂雄氏の著作です。こちらは更に分かり易くなっているので、C言語初級者にもオススメできます。
本書は「まず2Dでシューティングゲームを制作し、その後同じ事を3Dで制作する」という極めて斬新なアプローチを取っています。これが両者の共通点を本当に巧〜くまとめて書かれており、超絶に驚きました。
さらにアルゴリズムやエフェクトにも踏み込んで、この一冊でゲームプログラミングの基礎&エッセンスを大分把握できると思います。
DirectXの面倒な初期化部分は独自のライブラリを使って簡略化し、ゲームプログラミングの敷居を殆どゼロにしているのもポイントです。相変わらず蒲田氏の高い構成力には脱帽するしかありません。
前書きによると専門学校の1年生を想定して書かれたとの事。
私も専門学校で講師をしてますが、「この本の方が、私の講義より分かり易いのでは?」とリアルに戦慄を覚えた一冊です。 |