その他/おまけ
息抜きに 私の好きな漫画と小説を紹介します

 

マイコン電児ラン 1 (てんとう虫コミックス)
すがや みつる
4091408214

★★★★★

 「ゲームセンターあらし」の すがやみつる先生が描く本格プログラミング&バトル漫画です。

主人公の少年ランがプログラミング(たぶんMicrosoftBASIC)を駆使して、一癖も二癖もある強敵相手に大活躍します。
特にマイコン同盟を率いる那智江梨人との対決は、痛快でひたすら熱く これぞ少年漫画!
彼の名台詞「無能者めえっ!マイコンを使えぬ者は人間以下!イヌ、ネコなみの動物だあ〜っ!」 は作画の迫力も加わって強烈なインパクトです。

巻末には「マイコンの神様 ビル・ゲーツ物語」を収録し、当時27歳のビル・ゲイツが紹介されています。ちなみにWindowsはまだ発売されていない頃の話です。

1983年の作品なので、記憶媒体がカセットテープだったり、フロッピーが5インチだったり、アドベンチャーゲームがコマンド式だったりと色々時代が感じられ、今だからこそ更に面白く読めると思います。

自慢ですが、私は本作品の初版を持っています(2005年頃古書店で購入)。


マイコン電児ラン 2 (てんとう虫コミックス)
すがや みつる
4091408222

★★★★★

 マイコン電児ランの第2巻であり、最終巻です。

秋葉原でプログラムコンテストに挑むラン、そして明らかになる闇の組織エレクトロンの正体とは?
第1巻同様に熱く激しいバトルが展開され、最終決戦の舞台はなんとシリコンバレーです。
核戦争による地球壊滅の危機が迫る中、ランは地球を救うべくキーボードを叩きます!

巻末には「アップルUストーリー」を収録し、スティーブ・ウォズニアックとスティーブ・ジョブズの出会いが語られています。これも今から見ると非常に面白い内容になっています。

すがや先生の漫画を読んで、コンピュータ業界を志した人は多くいると思われ、今日の日本に与えた影響は計り知れません。第2巻で終わるには惜しい名作です。


ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
ダン シモンズ Dan Simmons
4150113335

★★★★★

 SF小説の金字塔「ハイペリオンシリーズ4部作」の第1作目 上巻。
細かい事は置いておいて、是非読んで欲しい。SFをよく知らない人にもオススメです。

やはりワーグナーは、雷鳴のなかで聴くに限る

〜表紙カバーあらすじ〜
28世紀、宇宙に進出した人類を統べる連邦政府を震撼させる事態が発生した!
時を超越する殺戮者シュライクを封じこめた謎の遺跡―古来より辺境の惑星ハイペリオンに存在し、人々の畏怖と信仰を集める <時間の墓標> が開きはじめたというのだ。
時を同じくして、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始。
連邦は敵よりも早く <時間の墓標> の謎を解明すべく、七人の男女をハイペリオンへと送りだしたが…


ハイペリオン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
ダン シモンズ Dan Simmons
4150113343

★★★★★

  「ハイペリオンシリーズ4部作」の第1作目 下巻。
このシリーズを一言で表すと「色々なSFの良いとこ取り」です。

レイター、アリゲーター。ホワイル クロコダイル

〜表紙カバーあらすじ〜
迫りくるアウスターの脅威と、殺戮者シュライクの跳梁により惑星ハイペリオンは混乱をきわめていた。
連邦政府より命令をうけ、この地に降りたった、神父、軍人ら経歴もさまざまな七人の男女は、一路 <時間の墓標> をめざす。
その旅の途上で明らかにされていく、数奇な宿命を背負う彼らの波瀾にみちた人生の物語とは…?
あらゆるSFの魅力を結集し、卓越したストーリーテリングで描く壮大なる未来叙事詩、ここに開幕!


ハイペリオンの没落〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
ダン シモンズ Dan Simmons
4150113483

★★★★

  「ハイペリオンシリーズ4部作」の第2作目 上巻。
人類の存亡を賭けた物語が、いよいよ動き出す。

サイブリッドは巡礼の夢を見るか?

〜表紙カバーあらすじ〜
連邦の首星TC2から、色鮮やかな光条を描いて、FORCE無敵艦隊が出撃していく。
めざすは謎の遺跡 <時間の墓標> を擁する惑星ハイペリオン。
宇宙の蛮族アウスターから人類連邦を守るための壮絶なる戦いの火蓋が、いままさに切って落とされようとしていた。
いっぽうハイペリオンでは、連邦の密命を受けた七人の男女が、ついに <時間の墓標> に到着していた。
長い旅路のはてに、その地で彼らを待ちうけていたのは…?


ハイペリオンの没落〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
ダン シモンズ Dan Simmons
4150113491

★★★★

  「ハイペリオンシリーズ4部作」の第2作目 下巻。
黒幕は何処にいる?
そして明かされる真実、下された最後の決断。
多くの犠牲を伴って、遂にピリオドが打たれる。

−−−おまえを誇りに思うぞ

〜表紙カバーあらすじ〜
連邦の誇る無敵艦隊は、アウスターの大軍勢を前に苦戦をしいられていた。
高度な予測能力をもつ独立AI群 <テクノコア> の助言を信じ、連邦は対アウスター戦にもてる戦力のすべてをそそぎこむ。
だがそのころ、惑星ハイペリオンを訪れた人々の眼前では、ついに <時間の墓標> が開き、驚くべき光景が展開されていた!
はたして彼らの運命は?そして戦いの帰趨は?
壮大な物語は、ここに驚異のクライマックスを迎える!


エンディミオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
ダン シモンズ Dan Simmons
4150113890

★★★★★

  「ハイペリオンシリーズ4部作」の第3作目 上巻。
主人公は、ちょっと頼りない青年ロール・エンディミオン。半ば強制的に人類を救う冒険へ旅立つ。
彼は「救世主」の少女を守れるのか?

乾杯じゃ、ヒーローに―――床屋で散髪するヒーローに

〜表紙カバーあらすじ〜
連邦の崩壊から三百年あまり、人類はカトリック教会、パクスの神権政治のもとに統べられていた。
惑星ハイペリオンの狩猟ガイド、青年エンディミオンはパクス法廷により冤罪で処刑される直前、一人の老人に命を救われた。
なんと老人はかつてのハイペリオン巡礼者、詩人サイリーナスだった!
老人は、まもなく開く <時間の墓標> から現われる救世主を守ってほしいと彼に依頼してくるが…
傑作SF叙事詩、堂々の第三部!


エンディミオン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
ダン シモンズ Dan Simmons
4150113904

★★★★★

  「ハイペリオンシリーズ4部作」の第3作目 下巻。
謎の凶悪生物ネメスの手が迫る。長い旅の果てに、エンディミオン一行が辿り着いたのは?
敵方であるデ・ソヤ大佐とグレゴリウス軍曹の格好良さが光ってます。

「可能ならば、ですがね」「可能ならばだ」

〜表紙カバーあらすじ〜
<時間の墓標> から現われる救世主の名はアイネイアー、12歳の少女だという。
彼女こそサイリーナス老人のかつての巡礼仲間、女探偵レイミアの一人娘なのだ。
だがその頃 <時間の墓標> には教会の支配を脅かす存在となりうるアイネイアーを捕らえんと、パクスの大軍が集結しつつあった!
老人から託されたホーキング絨毯を駆り、エンディミオンは旅立つ。少女アイネイアーをパクスの魔手から救いだし、守りぬくために…


エンディミオンの覚醒〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
ダン シモンズ Dan Simmons
4150114234

★★★★

  「ハイペリオンシリーズ4部作」の最終作 上巻。
クライマックスに向けて収束する物語、加速する伏線回収。

ご明察だ、シャーロック

〜表紙カバーあらすじ〜
人類がカトリック教会、パクスの支配下におかれた32世紀。
惑星ハイペリオンの青年エンディミオンは、老詩人サイリーナスの依頼で <時間の墓標> から現われた少女アイネイアーをパクスの手から守りぬき、地球にたどりついた。
それから4年、アイネイアーは、人類の救世主たる自らの使命を果たすべくパクス支配領域への帰還を決意する。
そして彼女と行動をともにしてきたエンディミオンもまた新たな冒険へと旅立つが…


エンディミオンの覚醒〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
ダン シモンズ Dan Simmons
4150114242

★★★★

  「ハイペリオンシリーズ4部作」の最終作 下巻。
あえて言います、これがハッピーエンドだと。
余談ですが、表紙の絵に間違いがあります。是非探してみて下さい。

地獄で会おうな、宇宙船

〜表紙カバーあらすじ〜
エンディミオンとアイネイアーたちが地球をあとにしていた頃、新教皇ウルバヌス16世率いるパクスは、さらなる勢力拡大のため、非キリスト教徒であるアウスター討伐の十字軍遠征を開始しつつあった。
これを裏で操るAI群 <テクノコア> は、パクスを脅かす存在であるアイネイアーを捕らえるべく、恐るべき追手を送りだした!
はたしてアイネイアーの、そして人類の運命は…?
ハイペリオン・シリーズ四部作、ここに完結。





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