読み物/エッセー
プログラマ同士だからこそ、共感できるネタがある

あまりにも仕事が忙しくてプログラミングが嫌いになりそう…そんな経験ありませんか?
私はありますとも、ええ。
デスマーチの中にいると家でパソコン付けるのさえも億劫です。

そんな時には、プログラマーによるプログラマーの為のユーモアを補給しましょう。

ゲ○ツの悪口、プログラマーだから分かるネタ、人生哲学、中括弧論争、タブ戦争などに思いを馳せて
人間らしい感情を取り戻し、プログラマーとして気勢(奇声)を上げようではないか!

あ、もちろん普通の時に読んでも楽しいですよ。好き好んでデスマに飛び込む必要はありません。


Joel on Software
Joel Spolsky 青木 靖
4274066304

★★★★★

 ジョエル・スポルスキの人気ブログ「Joel on Software」から45のエッセーを書籍にまとめたものです。
それぞれの記事は独立しているので、興味のあるものから読むことが出来ます。

マイクロソフトの裏話、仕様書の書き方、プログラミングのtips、マネジメント、業界の動向などなど
多彩な話題をユーモアたっぷりにジョエル氏の視点から語っていて痛快です。

少し同意できない主張もありますが、これほど深い洞察と示唆に富むエッセーはなかなか無いと思います。
プログラマーなら気軽に楽しく読めて有用な知識を沢山得られます。ただし笑い過ぎには御注意を!


More Joel on Software
Joel Spolsky 青木 靖
4798118923

★★★★

 ジョエル・スポルスキシリーズの第2弾。
相変わらず、多彩な話題をユーモアたっぷりに語るジョエル節が炸裂しています。
前著「Joel on Software 」を楽しめた人なら、文句無しにオススメです。


BEST SOFTWARE WRITING
Joel Spolsky
4798115819

★★★★

 ジョエル・スポルスキのエッセーシリーズ第3弾…ではなく(そもそも発行が第2弾より早い)
ジョエル氏が、ソフトウェアに関して書かれた最高の読み物を集めようと企画したのが本書です。

それぞれの作品は独立しているので、空いた時間にサクッと読めてかつ楽しめます。そして勿論役立ちます。

各作品とも予想通り?ユーモアに溢れていて、執筆陣のセンスには心底脱帽です。
日本人にもこれくらいのユーモアがあれば、世の中がもっともっと面白くなると思うのは私だけでしょうか?


リナックスの革命
ハッカー倫理とネット社会の精神

ペッカ ヒマネン リーナス トーバルズ マニュエル カステル 安原 和見
4309242456

★★★★★

 北海道へ一人バイク旅行に向かうフェリーの中で読んだ、私にとって思い出深い一冊です。
我々はなせ生きるのか?なせ仕事をするのか?そんな事をぼんやり考えていた時、私は本書に出会いました。
そして「楽しむ為に生きる、楽しくなければ仕事じゃない!」というハッカーの倫理に、大きく心を揺さぶられたのを覚えています。

ハッカー達の何者にも縛られない生き方から、Linuxは産み出されました。私も彼らのように生きて、絶対に面白い何かを創造したい!と強く思いました。
本書を読んでから結構な月日が流れましたが今でもその思いは変わっていません。

只のコンピュータ書に留まらない社会全体への深い洞察に満ちているので、今生きている全ての人に読んで欲しい本です。


プログラマのしくみ
これがプログラマの生態と実態だ!!

藤山 哲人
492118190X

★★★★

 一般の常識では考えられないプログラマの日常を、面白おかしく描いた一冊。

プログラマの宗派、ゲイツ嫌いな理由、SFとアニメ好き、彼女がいない理由など
普通じゃありえないネタの宝庫で、読むと大笑いすること必至です。

かつて私は、会社のコンピュータ名にモビルスーツの名前を使ってましたが、本書にも似たような事が書いてあり大変胸が熱くなりました。

プログラマはもちろん、それ以外の人にもオススメ致します。


アホでマヌケなプログラミング
(プログラマーズ叢書)

Lepton
4798104779

★★★★

 かつて「闘わないプログラマ」という人気サイトを運営していた、Lepton氏のプログラマ論。
プログラマという職種について、Lepton氏の洞察や経験談がユーモラスに書かれています。

業界を知る人なら思わず共感する話や、「マジすか!」という信じられない話まで色々あり、この業界の広さを再認識させられました。
私はまだ30代の若造なので、昔のコンピュータに関する逸話はとても興味深かったです。

プログラマは当然ですが、プログラマになりたい人にも読んで貰いたいと思います。


フリーソフトウェアと自由な社会
Richard M. Stallmanエッセイ集

リチャード・M・ストールマン Richard M. Stallman 長尾 高弘
4756142818

★★★★

 FSFの中心人物リチャード・ストールマンのエッセイや評論集。 GNUの精神や法律関係を手っ取り早く学ぶには良いかと。

また、フリーソフトウェアの「フリー」を「無料」の事だと思っている人には、是非読んで頂きたいです。
近年のSCOや一太郎の裁判沙汰を見るにつけ、重みを増す一冊。
3200円は少し高いかもしれませんが…

あと「フリーソフトウェアの歌」の楽譜が載っていますが、日本語訳がかなり可笑しいです。いいのか?これで??





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